データライブ株式会社様向け

AIカスタム研修Day1 / Day2

すでに運用されているハーネスを起点に、モデルとエフォートの振り分け、AIを使った巻き戻し、実装とレビューの分離を、設定とフックで機械に守らせる形で足していきます。2日目の終わりには、GitLab 上で Issue の実装から AI レビュー、Merge Request までが夜間に1周し、朝に人がマージを判断する状態を各自の手で作ります。

Day1 2026年9月29日(火) Day2 2026年10月6日(火) 各日 [420min] 対面とオンラインの同時開催
Givery, Inc.
01

2日間でつくるもの

Day1 で手元の自動化を設定で固め、Day2 でそれをチームの継続的インテグレーションに持ち上げます。2日目の最後には、Issue から実装、レビュー、Merge Request までが夜間に機械だけで1周し、朝に人がマージを判断する状態を各自の手で作ります。

タスク別のモデルとエフォートの振り分け

5行の修正と50行の修正で、レビューに使うモデルと考える深さを変えます。設定の置き場所と優先順位を確かめてから、規模別のレビュアーを2本定義して手元で比べます。

AIを使った巻き戻しの3層

何が戻せて何が戻せないかを、ツールの巻き戻し、Git、データベースの3層に分けて扱います。壊す操作は文章で禁じるのではなく、設定とフックで機械に止めさせます。

実装とレビューの分離

書いた本人に採点させない根拠を確かめ、同じ変更を3通りでレビューして指摘の差を表にします。分離の置き方を決め、Merge Request の継続的インテグレーションに関門として載せます。

夜間に回る最小構成

人が居ない時間に Issue を1本実装し、テストとAIレビューを通して Merge Request を出すジョブを作ります。止め金をすべて設定に書き、マージだけを人に残します。

02

2日間のゴール

研修が終わったときに手元に残るものです。

  • 規模別のレビュアー定義2本と、モデルとエフォートを振り分ける設定の差分
  • 壊す操作を止める拒否ルール、フック、フックの単体テスト
  • PHP 5.4 で動かない記法を編集直後に差し戻すフックと、継続的インテグレーションの検査ジョブ
  • レビュー基準(REVIEW.md)、観点別のレビュアー3本、指摘を JSON で受けて P0 と P1 で止める関門
  • Issue を夜間に実装して Merge Request まで出すジョブと、その止め金の設定
  • 上記14点を自社のリポジトリのどこへ置くかを記した持ち帰り台帳と、社内展開ガイド
03

当日の流れ

2日とも [420min](昼休憩を除く)です。

Day1 9月29日(火)

セッション内容時間
到達像の実録と8層チェック表前夜に回った夜間パイプラインの実物を見て、自社の現在地に印を付けます[30min]
完全自動開発の全体像と線引き8層の部品と、機械に任せる範囲と人が残る範囲を一次資料で確かめます[40min]
標準化の動向と乗り換え耐性ツールを替えても残る資産と捨てる資産を分けます[15min]
モデルとエフォートの設定階層タスク単位で振り分ける設定の置き場所と優先順位を実物で開きます[25min]
プチ演習1 規模別レビュアーの2定義軽量と重量のレビュアーを作り、5行と50行の差分で使い分けを比べます[20min]
AIを用いたロールバックの3層ツール、Git、データベースの各層で何が戻せて何が戻せないかを表にします[30min]
プチ演習2 巻き戻し制約の機械強制戻らない操作を実際に踏み、壊す操作を拒否ルールと約束で止めます[20min]
権限・フック・サンドボックスと秘密情報三層の強度差と、秘密情報をエージェントに見せない起動方法を実演します[30min]
昼休憩[60min]
書いた本人に採点させない根拠自己レビューの限界を示す研究と、分離の4つの置き方を比べます[20min]
プチ演習3 秘密情報の遮断とフックの単体テスト読み取り拒否を確かめ、フック1本を書いてテストケースを足します[15min]
ハンズオン1 改修1本のAI駆動一周と実装・レビューの分離Issue を1本、調査から Merge Request まで回し、同じ変更を3通りでレビューして差を表にします[160min]
Day1 の持ち帰り台帳と宿題本日分7点の置き場所を決め、Day2 までの宿題を確認します[15min]

Day2 10月6日(火)

セッション内容時間
PHP 5.4 で動くコードを書かせる指示制約の置き場所を3段に分け、文章だけでは戻ってくる混入を実ログで見ます[25min]
プチ演習4 5.4 制約の機械検査編集直後に検査するフックを足し、差し戻されて書き直すまでを確かめます[20min]
指摘絞り込みの実物設定と判断軸動いている設定でレビューの縮め方を見て、人が残る観点を3つ以内に絞ります[30min]
プチ演習5 レビュー出力の JSON ゲート指摘を JSON で受け、P0 と P1 があれば止める判定を完成させます[15min]
ハンズオン2 レビュー観点の切り分けと CI ゲート化、テスト生成基準を起案し、観点別レビュアーを並べ、継続的インテグレーションの関門として載せて緑まで回します[120min]
昼休憩[60min]
夜間ループの設計と人間の立ち位置無人実行の部品と止め金を現物で確かめ、人が持つ役割を決めます[30min]
プチ演習6 止まる Stop hook無限ループになる版と止まる版の差を確かめます[15min]
ハンズオン3 夜間ループの最小構成Issue の実装から Merge Request までを1本のジョブに載せ、止まった箇所を設定で直して再実行します[120min]
持ち帰り台帳の確定と社内展開ガイド2日で足した14点の置き場所と担当を決め、A4 1枚の展開ガイドを書きます[25min]
効果測定と8層チェック表の塗り直しMerge Request のデータから取れる4指標を決め、到達した層を塗り直します[20min]

セッションの区切りで挟む5分から10分の休憩は、各セッションの時間に含めています。

04

ツールと役割分担

手元での作業はコマンドライン版のAIツール、変更の共有とレビューは GitLab で行います。

Claude Code

コマンドライン版

  • 設定ファイルとスクリプトの作成
  • 既存コードの調査
  • テストの生成

Codex

コマンドライン版

  • 実装したものとは別の文脈でのレビュー
  • 指摘の比較

GitLab

演習用にご用意します

  • Issue から Merge Request までの流れ
  • 継続的インテグレーションからのAIレビュー
Issue を引く 手元で直す Merge Request を出す AIがレビューを返す 対応するか決める
どちらか一方でも進められます Claude Code と Codex の両方をお持ちでない方も演習を完走できる構成にしています。片方だけの場合は、レビューを別のセッションに分けて同じことを試します。
05

事前セットアップ

Day1 の前日までに、次の準備をお願いします。所要はおよそ30分です。

  • 1GitLab へのログイン確認お送りするアカウントで開けることを確認してください
  • 2コマンドライン版AIツールの動作確認お使いのものが起動し、応答が返ることを確認してください
  • 3演習環境の取得配布する手順に沿って、演習用のリポジトリを手元に置いてください
  • 4動作確認演習環境が起動し、画面が表示されることを確認してください
06

演習の進め方

説明を聞く時間より、手を動かす時間を長く取ります。

進み方

各セッションは、最初に10分から15分で狙いと判断の基準を共有し、残りを演習に充てます。演習中は講師が会場を回り、オンラインの方はチャットで質問を受け付けます。区切りごとに手を止めて、出てきた質問にまとめてお答えします。

手が止まったまま時間が過ぎることのないよう、各演習には途中経過の確認ポイントを置いています。そこまで進んでいれば次に進めます。追いつけなかった部分は、このページの手順から後日たどれます。

詰まったとき

エラーの文面をそのままAIに渡してください。原因の切り分けもAIに任せられます。それでも進まないときは、画面をそのまま共有していただければ講師が見ます。オンラインの方は Zoom のチャットに書いてください。

07

配布物

当日使う一式です。演習リポジトリは事前セットアップの中で取得します。

ハンズオンガイド プチ演習6本とハンズオン3本の進め方を、1操作ずつ書いています。環境の全体像、GitLab 画面の見方、用語集、困ったときの対処も同じページにあります。当日はこのガイドと GitLab、VSCode を並べて進めます。
ハンズオンガイドを開く
配布物一式 当日手元で使う台帳とシート、雛形、対応表をまとめたものです。8層チェック表、持ち帰り台帳、委譲判定シート、拒否ルール集、PHP 5.4 非対応構文一覧、REVIEW.md の雛形、判定スクリプト、Codex の並行手順、社内展開ガイドの雛形、効果測定の4指標表などが入っています。
配布物一式をダウンロード(Windows 用 ZIP) Mac 用 ZIP
座学スライド 各日の座学スライド(PDF)は、その日の終了後にこのページへ掲載します。
08

FAQ

Claude Code と Codex の両方が必要ですか

どちらか一方で完走できます。両方をお持ちの方は、実装とレビューでツールを分ける形をあわせて試していただきます。片方だけの場合は、レビューを別のセッションに分けて同じ効果を確かめます。

演習で使う環境は、普段の開発環境と同じですか

異なります。演習環境は PHP 8.3 と PostgreSQL 16 で用意します。実環境と同じ古いバージョンで組むと、環境の不具合に演習の時間を取られるためです。ディレクトリの構成は実環境に寄せます。古いバージョンで動くコードをAIに書かせる方法は、Day1 に独立したセッションを設けて扱います。

演習用のリポジトリに、自社のコードを置いてよいですか

置かないでください。演習は配布する題材だけで完結します。実際のコードや業務データは持ち込まずにお進めください。

オンラインから参加します。演習は同じようにできますか

同じ演習に取り組んでいただけます。手元の環境は会場の方と同じものを使います。質問は Zoom のチャットへお願いします。区切りごとにまとめてお答えします。

Day1 と Day2 のあいだに、やっておくことはありますか

Day1 で作った仕組みを、ご自身の担当リポジトリで1度動かしてみてください。Day2 の冒頭で、効かなかった箇所を持ち寄って直します。時間が取れない場合でも Day2 には参加いただけます。

当日参加できません。あとから追えますか

このページに手順と成果物を残します。当日の録画もご覧いただけます。手順だけで再現できるよう、判断の理由もあわせて書きます。

作ったものを社内へ展開してよいですか

研修で作成したものは、貴社内でご利用いただけます。展開の手順は Day2 の最後に扱います。二次利用の条件については別途ご案内します。